院長インタビュー

“ライフワーク”としての
日帰り眼瞼下垂手術
豊富な実績のもと、
こだわりの手術を提供

眼瞼下垂手術の実績を
教えていただけますか？

眼瞼下垂手術は、私にとって“ライフワーク”とも言える手術です。
前の職場である生駒市立病院で形成外科を立ち上げる際、“まぶた外来”を始めたのですが、保険適用の眼瞼下垂手術としては奈良県でもトップクラスの件数を誇っていました。
市立病院、しかもまぶたの専門外来ということで、多くの患者様を治療させていただく機会に恵まれました。

開業後も眼瞼下垂手術に
注力している？

これまでの眼瞼下垂手術の実績は、クリニックにとっての大きなアピールポイントであるだけでなく、地域の患者様に還元できる貴重な経験だと思っていますので、開業後も変わらず力を入れて取り組んでいます。

眼瞼下垂手術に注力するように
なったきっけかは？

形成外科の治療の中でも、眼瞼下垂手術はとても難しい治療だと思っています。
非常に精密な手技が求められますし、同じ方法で治療しても同様の結果が得られないこともあります。
ただ、私は生来、難しいこと・困難なものに惹かれる性格で、そうした“手技の細かさ”や“再現性の難しさ”にむしろ興味を惹かれて、「『眼瞼下垂手術が得意』と言えるようになりたい」と思い、熱心に勉強し、様々な経験を積んで技術を磨いてきました。

眼瞼下垂手術の方法は？

眼瞼下垂手術の方法には大きく“挙筋前転術”と“眉下皮膚切除術”、そして“筋膜移植術”があり、まぶたの状態などに応じて選択します。
個々の患者様で適応は異なりますが、基本的には挙筋腱膜の緩みが大きい方には挙筋前転術、皮膚弛緩が大きい方（まつ毛に上まぶたの皮膚が当たる）には眉下皮膚切除術、先天性眼瞼下垂症や、挙筋腱膜がまったく動かないような重度の眼瞼下垂の方には筋膜移植術を行うことになります。

それぞれの術式のこだわりは？

眼瞼下垂手術の術式のうち、眉下皮膚切除術は特に医師の技術が結果に反映されやすい方法です。
手技的にはそこまで難しくないのですが、傷跡を目立たなくさせるのが難しく、１針１針、メスの入れ方や角度、縫い方にまでこだわらなければいけません。
一方、挙筋前転術は二重に隠れるので傷跡が目立ちにくいのですが、手技としてはこちらの方が難しく、「患者様にご満足いただけるように、いかにまぶたを仕上げるか？」ということが重要になります。

私自身、眼瞼下垂手術をやり始めた頃は、「眉下の傷をいかに目立たなくさせるか？」ということに腐心していて、それができるようになったら、今度は「挙筋前転術をいかにきれいに仕上げるか？」ということで悩んだりするなど、試行錯誤を繰り返して技術をブラッシュアップさせてきました。

眼瞼下垂手術で
重要となることは？

どの術式が最適なのか、その“見極め”が重要となります。
まぶたの下がり具合、皮膚のたるみ具合、患者様の年齢やご要望などに応じて見極めることになりますが、このうち“患者様のご要望”が特に大事で、術後に「こんな仕上がりになるとは思っていなかった」とならないように、事前にしっかりと説明して、理解・同意を得るようにしています。

眼瞼下垂手術は患者様の目元の印象に関わる手術なので、細心の注意を払って行わなければいけません。
その方の人生を背負うくらいの覚悟で臨まなければいけないと考えています。

手術を検討中の方へ
お伝えしたいことは？

“眼瞼下垂”と診断され、かつ特徴的な症状をともなう場合、手術は保険適用で受けられます。
もし他院に相談して「自費診療（保険適用外）になります」と言われて、高額な費用を見積もられた時は、セカンドオピニオンとして当院へご連絡ください。
その診断が適切なものかどうか、アドバイスさせていただきます。

眼瞼下垂は日帰り手術で治すことができますので、日常生活に支障を来たすような症状でお困りでしたら、まずは一度、お気軽にご相談ください。